終戦記念日に「二十四の瞳」を見る
b0036638_117151.jpg
 終戦記念日にあわせてBS2で昭和29年(1954)木下恵介監督の手で映画化された「二十四の瞳」の放映をしていました。高峰秀子主演で若いときから晩年までモノトーンの画面のなかで見事に演じています。
 原作者の壺井栄が生きた当時の日本の時代背景が描かれています。
終戦を体験しやっと生活することが出来る中で平和への希求の気持ちが強く訴えられそれが受け入れられた世相を代表した映画です。
 子ども達との交流の中で平和の大切さを「女先生」の視点で語っていますが、この映画をみる側の世代はあの時代をどう語り伝えてきたのかが、今問われています。
 現実には、8/15という日を季節行事としてこの日だけを過ごし、翌日にはより鮮度の高いニュースへ移行しています。靖国神社への合祀問題も、戦後教えられることもなくまた伝えられることもなく現代史を避けて通った結果多様な解釈へと拡散しています。
 他国の国内問題への干渉は許されないという偏狭なナショナリズムの台頭も気になるところです。二十四の瞳を作りそれを受け入れ涙した時代がまた一つの過去の世代・事象にしてはならないと改めて思いました。
# by okadatoshi | 2006-08-15 23:59 | デジの目 | Trackback | Comments(0)
故郷の同期会
b0036638_10481376.jpg
 母校が地方にあるものにとっては、お盆前後に同窓会が開催されることが多くなります。今回は卒業後45周年(なぜ45なのかは不明)の同期会が開かれ参加しました。還暦のころはまだ現職の人も多く名刺交換もありましたがそれから4年後、第二ステージに慣れ学生時代や家族のことが話の中心。我々の回生は6クラス300人ですが当日参加者は90人。
 恩師にも半数は参加頂き高校時代にワープした2時間でした。その前後、近くに海岸巡りやゴルフのコンペ母校訪問などのオプションも盛況。同期会は、こまめな世話役がいるとスムーズにいくことが多いようです。
 戦後世の中も落ち着き、脱脂粉乳入りのまずい給食で育った時代。皆貧しく進学、高校を出ると同時にタン、父母を見送りやっと落ち着いて自分の過ごした足跡を振り返ることのできる余裕が生まれた時代でもあります。
 地域、時代は違うものの同じ高校現場に身を置きましたが、当時の教師は学問的な裏打ちのされた威厳というか学力があったと思います。高校への進学率も限られ、時代環境の中では恵まれた高校時代であっともいえます。皆まわりは貧しく都会に出ることで自分の夢や可能性が開けると漠然と思っていました。
 会場での画像を配る方法として急遽、ホームページを作り掲示板を設置することになり私にとって10数個目のホームページを作成することになりました。
 数年に一度の付き合いから、Webを通じて連絡がとりあえる場が作れるということは電子社会の「光」の部分といえます。画像は、フィナーレの校歌斉唱。最近の高校生はめったに声を出して歌うことをしなくなりましたが。
 音頭をとっているのは、当時の応援団の猛者のMさん。今は会社の役員。
# by okadatoshi | 2006-08-12 23:59 | セピア色/若い時代 | Trackback | Comments(2)
第二ステージの過ごし方達人のお一人 (2)
b0036638_10261565.jpg
 現職時代の上司で、退職後好きだったスケッチを生活の中心に起き南仏に数ヶ月滞在をして周辺のスケッチをされている方から画集が送られてきました。これは4冊目で個展も過去に開催されています。現職時代は校長職で私は教務部を担当してましたがその頃は絵がお好きとは存じ上げませんでした。
 ポルトガルや南仏の風景が好きで退職したら描きたいと常々思っていたとのこと。
実は奥さまの協力もあり子育ても終わりご主人が絵を描けるようにと旅行先で簡単な料理や道が聞けるようにとポルトガル語とフランス語のやり取りをおぼえ一緒に海外にもいかれます。
 奥さまも川柳を朝日新聞に投稿を続け「朝日新聞紙上折る句大会」では8000余句の中から一位になった実力の持ち主。7年前の句集に続き今回「新聞に載ってのせられまた七年」という句集の二作目を出されました。その表紙にはご主人の南フランスのスケッチで飾られています。
 今回これらのご夫婦の自費出版の冊子がまとめて送られてきました。
現職時代から私の目標であった方ですが第二ステージでも常に先達として一歩先を歩いておられます。
 仕事を離れてなお自分が打ち込めるものは何かを考えるとき、先日の個展巡回でも感じた残された時間・余力があると思う間に後送りをしないでそろそろやりたいことに取り掛からないと思います。
 スケッチは大胆に省略された線に中での色使いと国語の教師らしく風景に関連した数行の紀行文を追加されているユニークな画集です。
# by okadatoshi | 2006-08-10 10:26 | 絵ごころ | Trackback | Comments(0)
竹内あつ子展「私の旅」「伊丹のバラ」
b0036638_16264335.jpg
 この日は元町の吉岡展からJR伊丹にある美術ギャラリーと駅前にあるアートホール蔵の同時開催の個展に行きました。
 竹内さんとは以前近くに勤務していたときに個展に立ち寄ってから以来の知人。毎回個展開催の案内を頂いています。伊丹市内に在住してモチーフに伊丹の薔薇を描き続けている女流画家。パステルで柔らかな薔薇の雰囲気を柔らかく表現する技法は魅力的。b0036638_16274058.jpg
 今回はアートホールの方はバラでしたが、美術ギャラリーの方は海外のスケッチが中心でスケッチは現場の短い時間で一気に描きあげたものと、アクリルを使った帰国後に描いた大作が展示されていました。きわめて大胆な構図と色使いで男性的なタッチでその場の印象がキャンバスの中に凝縮されていました。
 竹内さんはあまり中央にも繋がらず自分の創作物を大切に描いて来た方で絵は楽しく描きたくなった気持ちのときに描くというのが竹内さんのモットーです。「あなたも描かなくちゃだめよ」と言われてしまいました。
 個展の最中にも多くのお仲間の輪ができていました。上の絵は私が「自由に持って帰れるとしたらこの絵」と思ったものです。同展は、8/8まで開催中です。
# by okadatoshi | 2006-08-05 23:55 | 絵ごころ | Trackback | Comments(0)
吉岡充水彩画展「有馬から舞子まで」
b0036638_1552683.jpg
 今年の1月14日のblogでも紹介した吉岡充氏に水彩画展に行きました。
 「こうべまちづくり会館」地下ギャラリーで8/15まで開催されています。吉岡さんは市内の中学の美術教師をしながらも描く気持ちが忘れられず退職してあえて画家としての生活を選ばれた方です。
 現場に10日ほど通い目に映るままを写し取るという作風のため、展示されている風景には人物など動きのあるものは描写されていません。
 この絵はNHK神戸放送局の角ですが左の画面の囲いの部分を拡大したものが右側です。現在のように高性能のカメラが普及している時代にひたすら現場に通い緻密に描写するという手法を選ばれています。描く時間の中にその空間が訴えるものを引き出し封じ込めているようにも見えます。
 私は絵が好きですがそれを生活の全てとするまでには至らず、今もって中途半端に気の向いたとき気軽にカット程度に描くだけです。このように生活の全てをかけて絵画活動をしている方の個展を見ると普段の生活を糾されるような気持ちになってしまいます。
# by okadatoshi | 2006-08-05 23:50 | 絵ごころ | Trackback | Comments(0)
第二ステージの過ごし方達人のお一人 (1)
b0036638_23481550.jpg
 1週間前に申し込んでいた白山ツアーが集中豪雨のために別当出合の登山路閉鎖になり昨日に変更しました。しかし、今年の梅雨は長く北陸に梅雨前線の停滞が続き防寒具による登山でした。ヘッドライトをつけての登山でしたがご来光は無理。山頂付近の高山植物の群生は見事でした。
 添乗員は三人でリーダーのMさんは71歳。会社員を辞めた後、好きな登山で年金生活の足しにと添乗員の講習を受け、登山専門の添乗員をしているとのことです。
 今回の参加者は35人。最高齢は72歳で参加者の平均年齢は61歳。登山の準備から雨の中の脚運びなど詳しい解説をMさんはしてくれました。他の二人の添乗員に途中で点呼の仕方とか添乗の心得のあれこれも指導しており後の方は彼を師匠と呼んでいるとのこと。山荘から頂上を目指す時に7人体調不良で下山しましたがその指示も適切で年長者の山の楽しみ方などの話題も豊富。年長であることがプラスになって自分の趣味・特技が第二ステージで開花している事例と思いました。
# by okadatoshi | 2006-07-29 23:49 | 散策/登山 | Trackback | Comments(0)
「近況葉書」に見る人生の断片
b0036638_959411.jpg
 出身高校の関西同窓会の広報紙の編集をこの時期やっています。
 今年は第9号。同窓会総会の案内に広報紙を同封し通信費などの事務費の捻出にあてるために会費・カンパをお願いしています。年々、返信欄に近況を書き込む方が増加し広報紙の記事の目玉になってきました。
 関西地区には2000人余の出身者がいますが、最高齢の方は95才。
定年退職の感慨から孫のこと、健康法、母校の思い出など私がこれから経験していくであろう年代ごとの心境・断片が垣間見えます。何通か家族の方からの訃報もあります。
支部総会は毎年52歳になった同期が総会の企画運営をすべて担当しそれを私たち役員がバックアップをしています。
 どことも同窓会の高齢化と新しい人の同窓意識の希薄化が、同窓会連絡会では問題になっていますがその点はなんとか私たちの支部はクリアしていると自負しています。
 年に1回の葉書ですがまとめて紙面化したり最近ではホームページも見られるようになり第二ステージの仕事のひとつ。
 日本の平均寿命は少し減少したものの女性は世界一、男性は四位とか。仕事からリタイアしたときにこうして昔の絆を復活する仕事ができるのも有難いと思うこのごろです。
# by okadatoshi | 2006-07-26 10:00 | セピア色/若い時代 | Trackback | Comments(0)
木陰は涼しい六甲散策
b0036638_23193332.jpg
 数日降り続いた雨の晴れ間の今日は、森林植物園に車を置いて登山靴に履き替え登山のトレーニングに出かけました。東門から降りたツェンティクロスは水が溢れ対岸の人は川上を迂回しないと渡れない状態になっていました。
 再度公園の池も満水状態。日中は晴れてきましたが川面を渡る風は涼しい。六甲は何度も触れていると思いましが、体調、気候に合わせさまざまなコースを都心から近い100ともいわれる入山路のあるところが魅力的な山です。
すれ違う人々は元気な熟年の方々が多い。鍋蓋山まで行き帰りは西門から植物園へ戻りました。
 森林植物園では、アジサイのシーズンも終盤に向い切り取られたアジサイの挿し木の仕方の講習と持ち帰りのイベントをしていました。来年は我が家の庭も森林植物園の分園(笑)になるかも。
b0036638_2320566.jpg

# by okadatoshi | 2006-07-22 23:23 | 散策/登山 | Trackback | Comments(2)
BS2>わが愛しのキャンディーズ
 DVDに撮りながらついつい連れ合いと見てしまいました。
 昭和53年4月4日の武道館の解散コンサートまでの彼女たちの歌と当時の関係者のインタビューを織り交ぜた90分の番組。
 団塊の世代の「なつかしの音楽」です。当時の生徒の雰囲気とか時代背景の雰囲気まで思い出されてきます。小気味のよいテンポで歌詞の内容も深く考えることなくフィーリングの良さが特徴でした。
 おっかけが注目されだしたのもキャンディーズから。個々の意見をもち自分達の主張の基に「普通の女の子」へ戻る道を選択したのも彼女たち。
アイドルから自立した大人の女性へと脱皮し時代を駆け抜けた爽快感を残しています。
 さて、今の時代を後から振り返るとき、世代を表す「歌(詩)」があるのでしょうか。個性化の名のもとに個々にユニークなものはあても、世代として横の繋がりのある音楽はないような気がします。
b0036638_22452698.jpg

# by okadatoshi | 2006-07-17 22:46 | セピア色/若い時代 | Trackback | Comments(3)
それぞれの「夏のすごし方」
 知人で今年の3月にリタイアしたH氏とskypeで早朝話をします。
 H氏は現在2ヶ月のコースでイギリスの語学学校で短期語学研修中。
専門は私と同じですが在職中からNHK講座の英語中級のヒアリング講座も勉強し退職後は仕事を探すわけでもなく念願であった語学の勉強三昧。
 携帯用の30ギガのハードディスクにskypeのシステム入れて、ホームステイ先のLAN回線を使って定期的に現地の様子などを話してくれます。
 夏の語学研修のコースは結構多くほとんどがヨーロッパを中心にした若者で賑わっています。日本からは彼ともう一人女性。このような語学学校はほかにもグレード別にかなりあり、1週間単位で入れ替わり英語圏のひとつの外貨獲得として定着をしています。
何気ない日本人のあいまいな微笑が相手には侮辱と取らる経験をしたり、自己主張をするイタリア人に圧倒されるなど、音声のかなたでH氏のカルチャーショックと語学への新鮮な興味がさらに沸いてくる様子が伝わります。
 ホームステイ制度もしっかりしていて彼が今いる宿舎は、三食ついて日本円で1日3000円程度と安く語学研修の費用も9週で30万円程度とそんなに高くはありません。
イギリス人のアメリカ文化への嫌悪や同じ各国の受講者の国民性の違いも実際に行って人の話を聞かないとわからない。ブログを薦めましたが、毎日の宿題で忙しいとかで帰国後、まとめたいと言っておられました。
 先日、同じ時期に退職した同期会の「暑気払いの会」がありましたが、フルに働いている人、私のように週に何回か出ている人、地元の役をしながら田畑を耕している人などいろいろ。気になるのは、音信不通でこういう会とも切れている人が何人か出ているがいることです。
 「好奇心が原動力」という思いをあらたにしました。
# by okadatoshi | 2006-07-13 23:59 | 人びと | Trackback | Comments(0)