3日目(3/12)は、最初にラ・マンチャ地方の風車。オランダからその技術が導入され小麦粉を引きます。スペイン人が世界で二番目に読まれている本というドンキホーテが挑んだ怪物の風車がきれいに見られる白い風車群です。風車の傍に二台のキャンピングカーが留まっていました。EU内で協定で国内便扱いで休暇があれば車の移動は活発です。日本であれば、風車饅頭がみやげ物屋で売られていそうなものですが、広々とした丘に風車だけ。人が多ければ管理人が風車を開けにくる程度です。
コルドバの半日観光では見事なキリスト教寺院へ。13世紀ごろからイスラム教の追われたキリスト教のレコンキスタが開始され15世紀ごろまで続きます。イスラム教の寺院はそのままキリスト教でもリサイクルされメスキータにはその年代の建築様式で増築され現在に続いています。
さらにセビリアへ。夕食はフラメンコのディナーショウ。アンダルシア地方がフラメンコの本場で数箇所のタブラオ(フラメンコの劇場)があります。フラメンコの起源はジプシーの踊りでスペイン全体では闘牛の方に関心があると聞きました。定番のカルメンや出演者の最後の小技の披露。メインのダンサーのみ衣装を変えて最後に中央で踊るなどフラメンコショウの様式がみられました。この地方では集まればフラメンコのタップダンスは誰でもできるほど生活の中に密着。女の子が生まれると日本の七五三の衣装のように親はお祭りの時に選ぶフラメンコの衣装を考え、それが家族の関心事のようです。