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中教審>高校教育課程4単位増
 毎日新聞のWebサイトに次の記事が掲載されていました。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070915ddg041100008000c.html
 高校教育課程:国、数、英を4単位増 世界史は必修科目維持
 高校の教育課程(カリキュラム)の枠組みについて、文部科学省は14日、国語、数学、外国語(英語)の3教科についての必修単位数を現行よりも4単位増となる35単位にする方針を固めた。昨年の未履修問題などで見直しを求める意見が出ていた世界史は現行と同じ必修科目として位置づける。中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の専門部会に提示し、了承された。
 国・数・英は、「学習の基盤」と位置づけ、それぞれ必修科目を増やし、現行学習指導要領以前の水準に戻す一方、学校の状況に応じて指導の重点化や単位数の増減が可能であることも明記する。また、「総合的な学習の時間」は「3~6単位」から「2~6単位」とする方針。
 このほか、カリキュラムの大枠は維持し、選択科目を含め卒業までに必要な単位数は現行と同じ「74単位以上」にする。学校現場の裁量を拡大するため、週当たりの標準授業時間(30時間)を超える時間設定もできることなどを明記する。
 世界史は学習内容を日本史や地理との関連を一層重視したうえで、必修科目として位置づける。【毎日新聞 2007年9月15日 西部夕刊】


 今日は研究会で現職の校長さんと話す機会があり、この話題も出ましたが、この内容の方向は事前に予測されていたようです。ただ、現行の土日休業日の中で時間増をどこで捻出するのか、キャパの決まった箱にそれ以上のものをどう入れるのかこれからのことですぐよくわからないとのこと。
 すでに7時間目を設定している学校もあり、土曜日の変則活用かなぁ。放課後の部活動も制限されていくでしょうし、学校裁量の弾力化の中で土曜日への行事も入ってきています。
 ゆとり教育で土日を休業日にした結果、平日は授業時間が7時間目までになりその後は、会議が入ります。空き時間に教材研究をするというようなことは困難ですし、法的には教職調整手当で充当されているとあるものの自宅での準備や持ち帰り仕事が日常化していますし、さらにその負担は増えていきそうです。
by okadatoshi | 2007-09-15 19:37 | メディア | Comments(0)
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