奨学金破産
6/2に放映されたNHKの”クローズアップ現代+”で放送された内容は深刻でした。概要は、”奨学金破産”の衝撃 若者が… 家族が…”にまとめられています。

日本育英会から、日本学生支援機構に組織替えされてからは、奨学金が教育ローンになり、滞納者に対してはサラ金並みの厳しい催促を行います。▼
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就職しても返済できるだけの十分な収入が得られない場合には破産手続きをするしか生きる道はありません。その結果連帯保証人に負債が移り番組では、年老いた父親の深刻な状況もレポートされていました。▼
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日本は授業料が高く学生への公的援助の少ない国なのです。▼
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データえっせい(15年/1/29)奨学金タイプの国際比較で詳しく分析されています。同サイトからのグラフを引用します。▼
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日本養育応援団が、change.orgを使って、子供たちの教育財団を倍増しよう!というキャンペーンを行っています。次のグラフはこのサイトから。▼
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身近に目にする学生も、居酒屋やコンビニで夕方6時から深夜12時のシフトに入り生活費を得ている人が珍しくありません。高校を卒業して安定した仕事があれば、ここまで無理して進学し、非正規雇用に埋没しながら、奨学金ローンという500万の借金返済を抱え込む生活を希望しなかっただろうと思います。
結婚する双方が借金を抱え家庭を築ける環境ではないでしょう。高学歴になり女性が経済的に自立して晩婚化が進んだのが主原因とは思えません。教育格差が生活格差に直結しています。
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by okadatoshi | 2016-06-06 19:18 | メディア | Trackback | Comments(2)
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Commented by shinmama at 2016-06-07 09:49 x
以前にもコメントしたかもしれませんが、
在職中、若い夫婦がいざ住宅ローンを組もうとすると 
奨学金の支払いがあり、月々の支払が難しくなるケースが結構ありました。
自立心が強く 真面目でコツコツ頑張っている人だろうと感じる若い夫婦の
なんとか力になれないだろうかと 銀行に交渉したこともあります。

江戸末期から明治時代の本を読むことが多いのですが、
国や県が出してくれたお金で勉強した人たちが その後の日本をささえている、、、
日本はそういう国だったはずなのに残念です。
Commented by okadatoshi at 2016-06-07 12:47
shinmamaさま
保育所の待機児童が減らない問題に保育士の低賃金があります。
奨学金を得て、保育士のになる夢を叶えてもNHKの番組では月給14万円。
これでは借金は返せません。結婚もできません。まして子供も複数埋めません。

日本の借金は、一人当たり830万円とか。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL08HI4_Y5A500C1000000/

政治の論理では、平和な日本を守るためには同盟国と連携し隣国が攻めてきても対抗できるだけの潜在的な軍事力を持つことが不可欠。
そのためには、日本を支持する国際的なロビー活動が必要で、その結果中東やアフリカに勢力を伸ばしている隣国と新興国へ与える借款競争となって、さらに国民の借金が増えていきます。

国際結婚して今はノルウェイ国籍を得ている教え子によれば、かの国では北海の油田が開発された資源国です。しかし、将来油田が枯渇したときの世代のために年次計画でスイス銀行などに国の蓄財をしており、逆に将来の孫子の世代のために今働いているわれわれが恩恵を受けないのではいいのか-という意見も国内にあると、かつて話していました。

日本は真逆で、今の世代の生活水準を維持するために借金を子孫へ先送りをしているわけです。
一億総活躍とか、かつては100年安心年金とか政府は選挙目当てのアドバルーンを上げ続けています。
孫君が成人したときの社会が少しでも希望が持てるようになってほしいとジジ世代は思うのですが。
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