デジカメに慣れ親しんでスケッチポイントになりそうな場所を撮ってそのままということが良くあります。
そのようなものがない時代にはスケッチは現場で描きました。
今見返すとラフの線画ですが当時のものに勢いを感じます。
印象に残ったものがデフォルメされてより臨場感があるのです。
携帯用のスケッチ用具を探すと、手のひらに収まるパレットなど、全然使ってないものが3セットも出てきました。
現職時代に学校行事で修学旅行や遠足引率の合間にスケッチをしてましたが、その姿を見て転勤の時のそれぞれの学校で送られた記念品です。▼
他にも“
水筆ペン”の未使用品が出てきました。
普段は筆先を水洗いしながら描いてますが、試しに使って見ました。▼
スポイトのように本体に水を貯め込み手で押さえながら筆を動かします。
筆先の水分が逆流しないような仕組みになっていて筆先の水分をティッシュで吸い取り新しい色をつけると濁ることなくきれいに発色します。
PIGMAペンで輪郭を描いた“尖塔”を彩色し、右に個々のの絵具を塗って見ました。▼
左上はすべて水筆で描いた蕪。その下は“うす墨筆ペン”で輪郭を撮ったものに水筆で彩色。右は“奄美完熟たんかん”を送ってくれた教え子への礼状の葉書です。▼
ここで紹介したものは、水洗の入れ物は一切使わずにスケッチ用の固形絵具と“水筆ペン”で彩色をしました。
電車の中でも飛行機の中でもスケッチや絵葉書を描くことができます。
慣れればこの水筆独特のおもしろい表現も出来そうです。
これから外出ですが、鞄の中に一式入れて出かけます。