現職時代の最初の赴任校で語り合った同僚と、先日集まりビアで暑気払い。
時折当地へ里帰りをする友人をダシに何人か集まります。
最高は82歳。私は若手。
やはり学校に関してはみなさん一言あります。
会話の断片を綴ると次のような言葉が飛び交いました。
・ユニークな生き方が教師にも生徒にも許容されにくい時代になってしまった。
・経済成長の時代に日本人が持ち始めた中流意識だけが残りハングリー精神が消えた。
・学校現場では事務的な仕事量が増えて生徒と話す時間が減ってきた。
・競わせて生徒が成長するという競争原理が主流になってしまった。ごく少数の成績上位者と挫折感を味わう大多数の性とへと分類されていく。
・効率主義優先でボケッとした時間が無くなった。その結果自分で考え工夫をする時間が無くなった。
・まわりを気にして自分の思いが伝えにくく自己規制してしまう。
・管理主義で育った世代が教師になり、かつてはあった生徒とのかかわりが継承されていない。
皆さん現職時代からの言動は“主流”なるものに対して懐疑的・批判的で傍流であり続ける性癖。その故もあって、批判的な言葉が漏れやすい立ち位置の方々でした。
ですから、今回の内容もその延長線上であるともいえます。
が、以前は感じられなかったストレス要因が多く目につく現場になってきたことは確かに感じられます。夏休みも教師は出勤してデスクワークをしています。
新学期の教材研究や幅広い教養を培う充電時間が無くなり、教える教師の教養も枯渇する一方ではないかと思います。
今日は西の出講先の最終日でした。
超少人数で、就職した当時のように学生の名前もすべて憶え、雑談も毎時間かなりできました。最後の授業でしたが、「こんなに先生と話したことがない」と言ってくれました。
“少人数”が、現状打開のキーワードかとも思います。