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木枯らしの季節、外も内も
神戸市営地下鉄山手線は、内陸部の住宅街沿線に駅がありその近くに専門店が入っているビルがあります。今日はその一つ妙法寺駅の“リファーレ”で食料品の買い出し。つれあいが食料品を購入する間に専門店街を1周。
少しずつですがテナントが入れ替わって行きます。

左は“手もみ庵”とあります。昔風に言えば、按摩(あんま)屋さんでしょうか。その横のメガネ屋さんには、“補聴器”の大きな幟。お年寄りがターゲットです。
右側は以前は“サイゼリヤ”があった区画です。売り場面積も大きいので集客力がないと賃貸料も払えないのか空き家の状態が半年以上続いています。▼
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この店は以前は何の店だったかも記憶にありません。
店の人かお客なのかオープンセールというのに二人いるだけで閑散としています。▼
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スペースの広い駐車場を持った“イオン”のようなモール街を丸抱えにした集客力の大きい地域へ客が移動し、地方都市のドーナツ化現象と似た空洞化がここにもあります。地域文化のコアでもある対面販売が中心の“市場”は廃れて行きます。均質化された商品と華やかな喧噪のなかで、人を数としかとらえない商法が当たり前になってきました。大量生産・大量消費の前に、個人の好みは駆逐されていきます。

行きつけのコーヒー店なんてのも無くなって久しい。
喫茶店に座って雑誌や音楽を聞いていた時代と人々は、今ではパソコンの前でSNSの書き込みに反応しながら安らぎを得ているんのでしょうか。
by okadatoshi | 2012-11-27 20:59 | 日々の暮らし | Comments(8)
Commented by shinmama at 2012-11-27 22:26 x

奥様の買い物にご一緒されるということは 
風邪が少し良くなられたということですね。
良かったです、無理は なさらないでくださいね。

とりあえず 欲しいものは 100均で探してみて
なかったら一般商店で購入する、ということを 
周囲の人から よく聞くようになりました。
かく言う 私もそうです。
また 大型ショッピングセンターでの買い物は 
休日の家族レジャーのようになっていますものね。
見て歩くだけで 結構楽しめます。

喫茶店もスタバ、ドトールなどが どんどんできていますし、、。
ブログを拝見して ガロの「学生街の喫茶店」を思い出しました。
Commented by okadatoshi at 2012-11-27 22:46
shinmamaさま

今日は久々に、風呂に入りました。
咳は残りますが、熱はないので大丈夫でしょう。
明日は出講日です。

>ガロの「学生街の喫茶店」を思い出しました。

学生時代の喫茶店は、音楽喫茶でクラシックを流すもので皆静かに視聴しているものや、ジャズ喫茶、歌声喫茶と分化していました。
30円のコーヒー代は貧乏学生の唯一贅沢な散在でした。
いつも決まった席で本を読んだり顔を出す友人との語らいの場所でした。
そういうたまり場が今はないです。
チェーン店でマニュアル通りのものをパートでシフトで
勤務している人に「これでよろしかったでしょうか」と言われて
出されてもねぇ。

雀荘も見かけません。
長時間4人を拘束しあうゲームなんて今の学生には馴染みません。
Commented by maruyamakazuyo206 at 2012-11-27 22:59
りファーレは そんなに 閑散と しているのですか?新長田の 大丸も ちかじか閉店 ハーバーの 阪急は もう閉店 したのかしら?ちかくで ちょっとした買い物 できる店舗が どんどん変わって行きます。
わたしのまわりでは SNS 誘ってみても 会えるから必要ない、といわれる。でも 会っても言えない事 SNSで つながったら 言ってみようとおもい いえることもあるかもしれないのに!もちろんどんなことも いえるわけではなく 心づかいが必要だと思うけれど、、、
Commented by okadatoshi at 2012-11-27 23:08
maruyamakazuyo206 さん
西神のソゴウも撤収の話がありましたね。
須磨大丸はまだ大丈夫だけど、4階の半分はユニクロが入ったし。
ハーバーの阪急後は、イオンが入るのでは。
新長田周辺はまだ人口密集地なので地の店が頑張ってますね。
Commented by 小肥り at 2012-11-28 04:54 x
ご指摘のような大型量販店と個人商店の後戻りできない関係というのは我が周辺でもよく見ます。珍しい風景ではありません。共存して共栄するんだという掛け声だったと思いますが思い通りにはならないようですね。なんとかやってるのは量販店に不向きなお店だけでしょうか。近所では自家製設備を持つ豆腐屋さん、パン屋さんが頑張ってるかな。
でもコメント拝見してますと大型店がすべて元気というわけでもなさそうですね。
Commented by okadatoshi at 2012-11-28 07:53
小肥りさま
同系列の大型量販店が集中している地域があります。
電化店も大手が3店舗あり、食料品関係も。
1年目には、すこし離れて隣接地域に、コストコ( costco)まで作られ、土日は車の渋滞です。
おっしゃるように、ターミナルにそのプチミニ店を作っても、微細な客では店を維持できるだけの売り上げは維持できないでしょう。
人を数で処理する仕組みの中に個人の好みや行動は呑みこまれてしまいます。

クリスマスには安価な防腐処理をしてあるケーキを購入しない。
正月には冷凍パックされた見栄えのいい御節は買わない。
我々の世代の祖父母の正月料理を再現する。

そういうライフスタイルが、“ナウい”(古語:今の学生には通じません)のかも。
Commented by kazewokiru at 2012-11-28 09:16
okadatoshi 様
「鯵(あじ)と鯖(さば)の見分けも付かないようなバイトの学生さんが売ってる様な魚屋さんで魚は買いたくない」
・・・と、言われるこの時代珍しいお得意さんがおられます。
商売をしていても、こちらの説明を拒み「これ下さい」だけでサッサと買って帰られる方の多い事。品揃えさえしていれば、自販機で売れそうです。
もはや老舗の威力は失われています。
ワンストップで全てが揃うショッピングセンターもいずれ淘汰される時代が、いつかやって来る事でしょう。
その頃には街は益々過疎化されている。この先を憂います。
Commented by okadatoshi at 2012-11-28 20:40
kazewokiruさん
今の若い女性は生のさんまや鰯の料理ができる少ないです。
理由は、目が睨んでいるようで怖いらしい。
魚屋さんも、こういうお客さんへの声がけが響かないので元気が出ませんね。
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