昨年の
11/13に引き続き、情報科指導法の授業で畑井克彦さん(伊丹市立伊丹高校情報科主任)をお招きして表題のテーマで今日は話して頂きました。▼
畑井さんの言葉によれば、トライやる・ウィークのイヤー版という地元商店街の活性化に年間を通じて関わることです。
全国的にもこのような活きた情報科の授業例は他に知りません。▼
さらに、関西学院大のフィールドワークの講座の一つとして連携し他の大学生も授業の中に参加しサポート部隊をと共に三者の学び合いを構成しているところです。▼
これらの事例は毎年「伊丹育ち合い(共育)プロジェクトとして冊子化されています。
代表的な感想を紹介します。
●生徒の感想 その1(頑張った生徒)
私はこの1年を振り返って正直に一言で言うとしんどかったです。しかしこのしんどかったから得たものや、しんどかった活動の結果は、自分の行動力、説明力などの自分の力になりました。ハロウィンでは、もちろん準備も本番もしんどかったけど、行動力や説明力などの力がつきましたし、絶対自分のためになりました。商店街の店主に会って話す時も学校でやっていることの説明力や、店主に会いに行って、課題をまとめる事などにも行動力も身につきました。今までは学校などから指示された事のみをやってきましたがこれからは、この情報科の授業で身についた「行動力」を活かして指示されたこと以外にも積極的に取り組んで行きたいです。
●商店主の感想
発想法のヒントを得た。この地域に来る客に対して、ファッションは特に女性ファッションは広域なはずだが、最近は近距離の客が増えている。この現状に対応しないといけない。そのために地域連携する必要性について肌で感じている。だから、ハロウィンイベントを商店街で実施する意義の再認識をした。
●卒業生の感想
地域活性化プロジェクトは、自分の得意なことに気づかされたり、やりたいことが分かったりするきっかけになる。それは就職活動にもつながると思う。しかし私が、高校生たちの活動を見て1番に感じることは『人間関係の構築に役に立っている』ということである。地域活性化プロジェクトを通してできた人間関係は、学校を出たあともつながっていられるように見える。(市民交流機関で働いている女性・24歳)
これらの4種類の資料と克明なパワーポイントによる講義でした。
何より感銘を学生に与えたのは、畑井さんの情報教育に関する明確でブレにない姿勢です。生徒が動き学校が動き地域が動き、それが
いたまちSNSで統合されて継続していく図式があります。