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鉄道ファンの情報サイトの構想
 11/5/18のblogで、「あじあ号をけん引するパシナ号」について書きました。
その中で触れた友井川紘一さんから先日連絡があり、お会いしました。

 友井川さんの会社では輸送関係の設計会社です。ヒット商品は、「鉄道車両用非常時伸縮はしご」で、新幹線のほとんどのシェアを占めています。15kgの軽量で50秒の自重落下で多様な条件下で緊急梯子になり、特許を取っています。
自社では工場を持たず、部品をフィリピン、韓国などで作成し、組み立てを日本で委託して作成。受注に応じてそれぞれ部品の発注を掛けるので不況時に在庫を抱えるというリスクはないとのことです。また、営業は専門誌に年に何回か広告を打つ程度で、口コミと実績で受注を受け、インターネットで億単位の商談がされていると話していました。
帝国データバンクから日本の優良企業の格付けの連絡もあったとか。ご自身の出身母体である企業の定年退職をされた設計部門のスペシャリストが退職後自社に再就職され、それらの人は特に定年もなく出来高払いで仕事は自分のペースで出社時間に関係なく設計を担当しています。ユニークな会社経営の話も結構おもしろく拝聴できました。

 今回の話は、「会社も順調なので何か社会貢献をしたい。その中で鉄道ファンの交流サイトのようなものはどうだろうか」という内容でした。自身もかなり筋金入りのテッチャンで下記のような原稿も鉄道同好誌へ寄稿をされています。▼
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 鉄道ファンのサイトは数多くあり細かい専門分野もわかれていますし、そういう人たちのサイトは既に無数にあります。
「検索エンジンを特化させた紹介サイトからスタートしてはどうでしょうか」など、提案をしました。しばらく構想を温め準備期間を持つことに。
 アジア号の牽引車の近況も話されました。この列車についての国内の情報は国内で友井川さんにもっとも多く入ってきているようです。毎年、中国の関係者と相互に訪問し合っています。

 当時、走っていた10台あった牽引車にうち、現在中国で残っているのは2台。あじあ号の展示館も建設されては移転し現在は、3つ目の建物で8億円の予算で、「瀋陽鉄道安全文化教育基地」として建設されています。ところが、最近中国で起こった新幹線事故で鉄道大臣が更迭されたことに関連し、一般公開は中止されているとのこと。パンフレットを見せてもらいましたが、鉄道博物館として充実した展示内容です。▼
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by okadatoshi | 2011-09-26 19:57 | 人びと | Comments(0)
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