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年々変わっていく学校
 教科法で模擬授業を開始する前に近隣の学校の授業を、学生に見学させて頂いています。毎年お世話になっているので学校の変化にも気付きます。

 今回びっくりしたのは、普通教室のすべてに提示用大型モニターが設置されていたことでした。まだ導入されたばかりですのでどのような利用の仕方があるのかこれから活用方法を考えるということです。県内すべての高校に入ったということですから、おそらく全国的な文科省の補助金も出ているのではないでしょうか。

 横にDVDなどを入れるBOXも入っています。すでに各教室にインターネットの口はきてますから、Webの提示や、数学科ではGrapesなど使ったグラフの動く提示も可能です。
 その重さをささえるために背面の留め金が隣の教室に飛び出していました。それと、黒板の上に黒いディスプレイが常時あることによる圧迫感はあります。▼
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 次に気付いたのはやねの部分のソーラー施設です。事務室の前には電気の生産量がリアルタイムで表示されていました。▼
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by okadatoshi | 2010-05-06 23:15 | 情報/数学/授業 | Comments(2)
Commented by ガンさん at 2010-05-07 22:49 x
 大型ディスプレイは国策のようです。(それがICT教育のためなのか?メーカーに対する景気対策かは知りませんが・・・)
 
 私の学校では、キャスターのついた大型ディスプレイが教室棟の各階に設置されていますが、ほぼ使われていません。

 ディスプレイの利用として、GARPESを使うのは良いと思います。ですが、コンピュータを立ち上げて、画面を写し出して、ソフトを操作しながら、数学の授業をすることにはかなりの手間を要します。2人1組のチームティーチングでなければ、スムーズな展開にはならないでしょう。

 加えてディスプレイを見ながらの授業では、映像に気を取られて、ノートに書きだしていく時間が極端に減ります。インパクトがあったとしても、自分の考えをまとめられるのかは疑問です。(進学校などで入試問題を解説する時には、別ですが・・・)

 しかし、演劇に使うのならば、効果絶大でしょう。「百聞は一見に如かず」を言葉に表したようなものです。演劇から使い方を考えてみたいと思います。
Commented by okadatoshi at 2010-05-08 08:16
ご指摘のように新しい機器導入は国策でしょう。
産業界の商品のうけ入り先として学校は格好の受け入れ先です。

しかし、新しい商品がどっと入ってもその後の故障のメンテナンスやより新しいものへの買い替えなどは考えられていません。
何よりも現場で有効に使う教師の好きりアップとか、教材のコンテンツの蓄積も必要です。

でも、数年単位でまた次の重要拡大に走ってしまい、現場は機器の歴史の博物館になってしまします。

現職時代、CMI、CAI、授業分析、S-P表、ISMI分析とその当時の先端を走ることで終わったような気がします。
しかし、普通教室のどこでもショート教材の提示に使える環境ができるということは、今までやろうとしたことの可能性が増えます。
教科法Cでも言語から提示用教材の活用を考えたいと思います。
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