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必履修科目の未履修
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 富山県立高岡南高校の世界史の未履修問題が10/24に報道されてから日を追って違反した都道府県の数が増加しています。今日の毎日新聞の夕刊では「政府が救済処置検討」と一面で報じています。
 世界史は平成6年から当時の国際化のために世界史を必履修という指導要領の改定がなされました。
センターテストでは日本史21.8%、地理17.1%、世界史13.3%という選択率の中で世界史の比重は落ちている中限られた時間で読み替えという進学校は禁じ手を使ったわけです。
●世界史の必履修によるカリキュラムの編成の難しさ
 一般的な方法としては1年生全員に世界史のB(4単位)の2単位を1年で残り2単位を2年で分割履修し2年に進級するときに世界史Bの2を世界史Aに読み替えるという方法があります。ところが同じ文科省の考えは世界史AとB別の科目内容だからBは一環して4単位を採らないと認められないBの半分を履修してもAに読み替えることは認められないという解釈です。そのため、全員4単位を採ることは無理があるので1年でAをとり2年次から改めて受験に必要なものを取り直すという方法が一般的です。入試にはBでないと対応できないので世界史必履修の存在が逆に入試で世界史取得者が少なくなるという逆効果も生じています。必履修が進路にあわせた教育課程を編成する上でのネックになってしまっています。
 この世界史Bの2/4単位分を世界史Aの2単位に読み替えるという程度の「違反」から、社会2科目を選択すところを1科目しかやらないで他の教科の成績を書き込んだり、家庭科をやらないで調査書には虚偽を書き込むなどあきらかな虚偽申請まで幅があります。
●今回問題になった都道府県の教育関係者は知りえる立場
 現職時代の平成14年(2002)3月に勤務していた県立高校で世界史の未履修が指摘され62校のカリキュラムが問題とされ該当校の校長が処分されました。
 当時やはり全国ニュースに取り上げられ、全国で本県と広島、九州の2県で「違反があったとされました。文部省は「学校に瑕疵がある。指導要領を遵守しないのは遺憾」と教育委員会へ通知しています。47都道府県でたった4県というのも不思議な気がしました。同様の実態があることは現場経験者で構成されている教育委員会は知っているはずで、文部省でも知りうる立場にあったはずで、このとききちんとした自浄作用があれば今日の結果は招かなかったとはず。
 今朝のNHK調査では、41都道府県403校とありますがこの数字でも実体は「???」です。(画像参照)
 公教育は教育課程に遵守義務があり管理職は処分されて仕方ないですが、一部の諮問委員会への答申で改定される教育課程編成の中身を考える機会にして欲しいと思います。
●数学の単位数を見ると
 現行の高校のカリキュラムでは、以前は高校数学の必履修は数1+数2の4+2単位であったものが、その後数1は4単位となり、現在では数1(3単位)か基礎数学(2単位)の選択履修でいいことになっています。
 つまり高校の卒業資格を数学は最低2単位で満たすというわけです。来年度の教科書改訂では数学1の教科書のやさしい版では、マンガが多用された教科書も登場してきました。芸術や家庭科4単位であったものが2単位に削られ総合的な学習の時間や個々の学校の工夫による学校設定科目ができるようになりました。
 その中でなお、世界史は最低2単位高校生全員に必履修となり続けています。かつて数学担をしていた立場としては、算数数学の精選のもとに大幅な時間数の削減され学力低下、学習意欲の低下は著しい中で、一方大学入試では従来どおりのレベルが要求されます。
 公務員叩きの延長線として、「法律を守らない高校」という一連の流れに沿った報道ではなく学校の小中で基礎基本が十分に押さえられないまま進級してくる生徒と大学入試の間に置かれた高校の立場を分析し考える方向の報道を期待したいのですが、コメンテーターの感情的な話が目立ちます。
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by okadatoshi | 2006-10-28 23:28 | メディア | Trackback | Comments(0)
甲斐駒・仙丈ヶ岳登山(5)>雄大なカールを持つ仙丈ヶ岳
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 この日も朝5時前に大平山荘を出発。暗くて心細いからと同じ大平山荘で宿泊した方と上りは一緒になりました。4時間も歩きながらいろいろと話が聞けます。福岡から来たこの方は私と同じ年齢。小型の乗用車を中をフラットに加工して寝れるようにし、定年退職後半年間かけて全国を一周したとのこと。あわせ趣味の登山を始め今回は1週間ほど前から南アルプスに入っています。退職時かなり重度の胃潰瘍であったのが登山を始めたら完治し医者もびっくりしていると話されていました。
 そのほか、山小屋で同宿した方には海外の山もカバーしている方とか健康病としかいいようのないタフな方々に今回も遭遇しました。
仙丈ヶ岳の山頂は3032m。実は3000mを超える山に登るのは初めてです。高山病の頭痛などは起きませんでした。山頂は他の登山者も「こんなに遠方まで見通せる山頂は少ない」とわれるほどの全景。富士山と北岳と国内最高峰と2番目の高さの山も連なって見えました。(上の画像)
 頂上直下に仙丈小屋があります。(下の画像)麓から登山口までバスでかなり時間がかかるので日中の登山でこの山小屋まで上り夕焼けと翌日の日の出を堪能してから下山するという登りかたもあると思いました。頂上付近のカールは時間をかけてゆっくり歩きたいところです。下山すると山頂で飲んだペットボトルが下に下りると気圧の関係でへこんでいました。
 今回は用意周到な知人の計画と往復同じ道になるもののそれぞれの山小屋に荷物を置いて身軽な服装で登山でき、第二ステージから始めたよちよち歩きの登山初心者にも雄大な南アルプスの景観が楽しめました。(このシリーズ終わり)
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by okadatoshi | 2006-10-17 06:46 | 散策/登山 | Trackback | Comments(0)
甲斐駒・仙丈ヶ岳登山(4)>残雪に見える甲斐駒の景観
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 白い砂状に崩れた細かい瓦礫が遠くから見ると雪のように見える独特の景観を持つ山です。頂上には一等三角点があります。
 朝の5時前に登り仙水小屋の主人が言った通り朝焼けのビュアーポイントへ間に合いました。山頂へは正面から直登のコースを選びましたが、観光ツアーでは通れないスリリングな岩場。頂上に立つと達成感でそれまでの苦しさが爽快な成就感に切り替わります。遠く富士山も見えました。
 第二ステージに入ってから登山を始めた我々夫婦と異なり、このような山では登山により親しんだ人たちとの出会いがあります。
 ご夫婦であわせて150歳という方にもあいました。なんでもお二人で百名山をすでに回り今回は天候が悪くて視界が遮られた山の登っているのだとか。「山はマイペース登り尾根では二本のストックでバランスをとるようにすれば80歳過ぎても大丈夫とか高年齢でも楽しめる登山の方法を同行しながら話を伺いました。
 高山植物も豊富。トリカブトの花を多く見ました。野草の好きなつれあいも大満足。
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by okadatoshi | 2006-10-16 20:32 | 散策/登山 | Trackback | Comments(0)
甲斐駒・仙丈ヶ岳登山(3)>姉弟で守る大平山荘
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 初日は山小屋を予約していましたが二日目は体調や天候にあわせて何通りかのコースを考えていました。仙丈ケ岳も行けそうなので当日予約をするかもわからないと事前に電話をしていた大平山荘をベースにしました。
 この山荘も途中で行き交う方々から「細やかなサービスが行き届いた山荘」と聞きました。
 この日(9/29)は宿泊客は9人。食事もおいしく米は両親が農家で自家製。キノコで具沢山の信州の合わせ味噌汁。山の幸が食卓に並んでいます。祖父長衛が最初にこの地に山小屋を開き志を引き継いでいるのがここの山荘。
 自家発電のため電気の消灯後は灯油のランプがともされ薪ストーブで暖をとります。なかなか情緒豊か。この山小屋は父親が手作りで作り上げた小屋。その両親も高齢になり今は姉と弟で山荘の経営を引き継いでいます。
 ここでも荷物を預けて仙丈ケ岳に登りましたが、下山するとイモの蒸かしたおやつや茗荷の漬物などのお茶請けが用意されていました。親戚の山荘に泊まってそこから山に登るという雰囲気。当日の宿泊客にはリピーターの方もおられました。
 下の画像は、姉とキノコを洗っている弟さん。画像掲載は許可を得ています。
 今までの山小屋と比べ今回は二つとも人情味豊かでかつ料理も工夫が凝らされ平日のために宿泊場所も余裕がありました。天候に恵まれたこともラッキーでした。
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by okadatoshi | 2006-10-16 09:45 | 散策/登山 | Trackback | Comments(0)
甲斐駒・仙丈ヶ岳登山(2)>食事で有名な仙水小屋
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 今回の二つの山を登るために二箇所の山小屋に泊まりました。計画を立てた知人の山仲間の情報や途中一緒になった方々に聞いても一様に9/28に宿泊した仙水小屋(2140m)の料理は山小屋の料理とは思えない内容で有名でした。福島出身の方で味噌汁は特別にブレンドして取り寄せ料理も実際に作っています。刺身の朝市場で仕入れたもの。ご飯はお代わり自由。確かに鮮度もよく街の和食コースでも通用します。
 また主人も頑固な山男でその日の気分で起床のBGMにクラシックが流れるとも。山を自然のままに残すことを優先し夕食では山談義が始まりました。食事も小屋の外のテーブル。
午後から地表があたたまりガスが出るので早朝4時起床4時半に朝食です。主人は朝食の挨拶をすると甲府の市場にその日の食材を買い揃えるために山を降りました。この小屋に荷物を置き最小限に荷物を減らして甲斐駒ケ岳に登りましたが小屋に戻ったとき主人も甲府から戻ったところで画像の背負子に荷物を三往復するとのこと。
 この一体の山小屋は組合価格で1泊2食で7500円の協定を結んでますが仙水小屋は組合に入らず6500円。平日のために余裕があり布団もゆっくり敷けました。定員30名で完全予約。最近の水質検査でもここの水だけがすべての項目に合格したとのことで持ち帰っても水が腐らないと話していました。
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by okadatoshi | 2006-10-15 21:31 | 散策/登山 | Trackback | Comments(0)
甲斐駒・仙丈ヶ岳登山(1)>沿線の「道の駅」が楽しい
 第二ステージに入りなんとか夫婦で百名山を毎年3ヶ所くらいは行きたいと思っています。今回は六甲の野草の案内ボランティアをされている知人のご夫婦の計画と車に便乗させて頂き 3000m級に登り無事帰還しました。
 3日間の非日常の世界での出会いをまとめてみます。
 今回は、山小屋を二箇所泊まり3000mを超える山に初めて登りました。先達の知人に立てて頂き実施いたスケジュールは次の通りです。
【9月28日(木)】自宅5:30→阪神高速・布施畑~有馬口JCT~吹田JCT~中央道・伊那IC11:30→国道152号(高遠経由)・昼食~戸台口駐車・登山装備13:30―14:05南アルプス林道バス→北沢峠15:05~仙水小屋15:40 泊
【9月29日(金) 】仙水小屋(2140M)5:00~仙水峠(2264M)5:50・急登~駒津峰7:50~甲斐駒ヶ岳(2967M)頂上9:40~駒津峰11:00~北沢峠13:10~太平山荘15:00  登り「仙水小屋」でリュック置いて(貴重品・水・雨具・フリース・レーション)ナップサックにのみでピークを目指す。翌日は、小屋にリュック預けて、ナップサックで仙丈ケ岳を目指す。
【9月30日(土)】太平山荘5:00→馬ノ背ヒュッテ7:30→仙丈ケ岳(3032M)9:00→小千丈岳10:00→北沢峠12・20
北沢峠12:40南アルプス林道バス~仙流荘13:30分~戸台口
14:30~伊那IC 15:30~神戸自宅(20:30)
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 車で行くメリットは天候による計画の変更ができること、それと沿線の珍しいものを体験できることです。
途中で道を地の方に聞いたとき、蕎麦と饅頭のおいしい店を進められ高遠町の蕎麦「入野屋」と「亀まん」のお饅頭を頂きました。
 戸台口への手前に道の駅「南アルプス村」がありました。往復ここに寄りましたが芝生に前庭に椅子とテーブルが置いてありそこで購入したパンを食べたりくつろげる空間がありました。   1993年建設のしゃれた店。250円のアイスクリームは美味。キノコ好きの知人は帰途多くの珍しいキノコを購入されました。次々と焼きたての試食用のパンを提供しているパン屋さんも繁盛していました。この近くを通られる方にはぜひお勧めのユニークな道の駅です。
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by okadatoshi | 2006-10-03 22:39 | 散策/登山 | Trackback | Comments(0)