<   2005年 09月 ( 4 )   > この月の画像一覧
「青春する球児扱い」の限界
b0036638_9364297.jpg 9/22の毎日新聞のべた記事で夏の甲子園で準優勝校である京都外大附属西高校の不祥事が報じられていました。
 北海道の駒沢附属高校の処分でもし「厳しく」対応し、優勝取り消し準優勝校の繰上げ優勝になったとしたら、再度優勝取り消しとなり、夏の甲子園大会自体が崩壊しかねない「事件」です。
今回の報道も、内部からの申請というより第三者による匿名通告の可能性が高く、いわゆる野球の強い学校では大なり小なり起こりうることと考える方が妥当でしょう。
うがった見方をすれば、高野連へは、駒沢附属の処分を考える段階で準優勝校の「噂」も入っていたということは予測できることで、ドミノ的に不祥事の報道が続くことを予想した高度な判断とも思えないこともないですね。

 この手の野球部不祥事では、岡山の某野球学校で、部員に全裸でランニングさせたという「事件」が報じられています。この監督は、沖縄県で甲子園に出場させた手腕が買われてこの学校へ招聘されたもの。全裸でのランニングはここ数年で少なくとも2回あり今年になってからも。
この監督はメンタルトレーニングと称し、学校側もこの事実を知りながら、生徒が納得していると思ったと言っています。部員の喫煙の不祥事を県高野連に報告しなかったことと、8月の上級生の下級生への暴力の責任をとって辞任しています。
 「甲子園」と「選抜」を拡販の材料にしている大新聞は、高校球児路線を変えようとしないし、高野連の「襟をただせ」という通知も、空文化している現実が再認識されます。
[PR]
by okadatoshi | 2005-09-23 10:26 | メディア | Trackback | Comments(0)
病める巨大大国アメリカ
b0036638_16513356.jpg 今日の夕刊です。TVやネット配信では問題にされていますが、新聞一面に印刷されていると、私の年代にはインパクトがあります。
 黒人、生活貧困者へより集中して被害が拡大されて集中し、政府が国民を救済できないという現状が、世界一富が集中し、民主国家を標榜しているアメリカで露呈しました。老人を見捨てて逃げ出した職員がいるとあります。詳しい状況がわかりませんが、今回のルイジアナの災害がなぜ拡大し救済が遅れたのか、国は何をなすべきか続報を知り、それを日本の施政者は参考にして対策に反映して欲しいもの。これは人災です。
日経ネットによると国別の「人間開発指数(HDI)」では第1位がノルウェイ、日本は昨年の9位から 11位に後退しています。GNP、国力以外にそこに住む住民の日々の生活の安全が保障されている仕組がこれからは、問われています。
14号が通過した日本では、細かいTV情報の報道の報道共に、災害が起これば行政がフォローするのが当然と思われています。これも、世界の警察アメリカの軍事力の傘の下に「安全」にまわす余力があるという見方もできるのかもそれません。
 世界の警察を自負しているアメリカの「押し付け民主主義」も限界に来ています。そのときに日本はどう舵取りをしていくのか、ほんとうは国政選挙でもこのあたりを論じて欲しいのですが。
[PR]
by okadatoshi | 2005-09-08 17:16 | メディア | Trackback | Comments(0)
高野連の宿題
b0036638_2319226.jpg 人の噂も75時間、というIT時代の時間軸。今や小泉劇場が高視聴率です。
あの駒大苫小牧の不祥事も、生徒にはむしろ被害者という「妥当な」とされる結論で落ちつきました。もともとプロ球団を持たない朝日新聞は夏の大会を、毎日新聞は春の選抜を拡販材料に使っています。マスコミとしては、現行のセミプロ化した高校野球部の問題点はわかっていながら、『さわやかな高校球児』に仕立て上げる紙面構成。不祥事の時の記事も歯切れが悪い。高校野球が主催者の意図を離れて国民的な夏に故郷を思う盆踊りのようなモンスターに成長してしまっています。
 高校の部活は、高体連という教育委員会参加の団体に所属していますが、県レベルでも、事務所を持ち、県予選でも入場料をとって、財政的に豊かなためか別組織です。
 高校の一般的名部活ではあまり考えられない外部の人間が監督となって部を指導することも可能。高野連は、今回の処分と共に、各県の高野連・高校関係者に猛省を即す声明をあわせ発表していました。右は、今日の毎日新聞にひっそりと出ていた記事です。時期的に駒大苫小牧の問題が起きた時期に起きた「不祥事」です。
 実態と乖離した現状をどうするのか、処分対象は、駒大苫小牧だけでなくこういう土壌を放置できないまま加熱させている高野連もでしょう。
[PR]
by okadatoshi | 2005-09-03 23:19 | メディア | Trackback | Comments(0)
霊長類研究家のケータイ文化論
b0036638_23275524.jpgますますケータイが多機能になり今や独特の景観を形作っています。筆者は、チンパンジーの生態を通して「引きこもり」とその対極にある「出歩き」の増加と、加速する要因にケータイの普及をあげています。正高信男著。中央公論新書700円。確かにキーボードから生み出される「単語(=短語)」からは語彙の貧困とコミュニケーションの退化に拍車がかかります。昔は大学の近くには、ジャン荘があり、バイトの金でスキーに行くという余暇の過ごし方がありました。近年、これらは衰退し、ケータイという「個の世界」に埋没し、バイト代はケータイの使用代金というブラックホールへ消えていきます。
IT化の目指した先が、集積回路を組みこんだ端末依存症のサル化した日本人の生成にならないように願うばかりです。
[PR]
by okadatoshi | 2005-09-02 23:55 | デジの目 | Trackback | Comments(0)