人気ブログランキング | 話題のタグを見る
国立西洋美術館>コローのモナリザ
 国立西洋美術館で8/31まで開催されているCOROT展に行きました。
神戸市立博物館でも9/13から12/7まで開催されるもので、神戸ではぜひと狙っていた美術展でしたが今回の上京のおりに上野界隈の散策にあわせ鑑賞できました。
 以前、ルーブルに行った時はツアーで広いルーブルの館内でみる機会もなく、今回はコローの作品をルーブル美術館を中心に揃えています。また彼の画像の構成が影響を与えた作家の作品も揃えて展示するなど、コローの画風が好きな人には見逃せない作品です。一瞬に光の反映をキャンバスに残す才能は流石です。
 100点を越す作品群の中では、“青い服の夫人”や“真珠の女”が良かったが、“鎌を手にする収穫の女”が目立たない中では気に入りました。この絵の遠景部分の人を描く筆のタッチなど単純化される中で見事な表現です。▼
国立西洋美術館>コローのモナリザ_b0036638_11455349.jpg
 特別展の時には常設展示も鑑賞できます。西洋美術館の常設館も見ごたえがあり、採光が巧みで絵を落ち着いて鑑賞できます。同館所有の作品のために、ここではフラッシュを焚かなければデジカメ撮影も自由にできます。ここではルノワールの少女像が私のお気に入りです。また前庭に設置されている“カレ-の市民”はいつ見ても作者の気迫が投影された作品群です。都心にすべてが集中することはいいとは思わないのですがこういう文化施設が一か所にあることで、一日過ごせる環境はやはりうらやましいと思います。▼
国立西洋美術館>コローのモナリザ_b0036638_11462764.jpg

by okadatoshi | 2008-07-20 23:58 | 絵ごころ | Comments(0)
<< 東京国立博物館>対決・巨匠たち... Webで注文し写真を受け取る(2) >>