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情報流出の歯止めは何か
 今朝の毎日新聞一面に「海上自衛隊の機密ネット流出」の活字が踊っていました。
 住民基本台帳の制度化の折に個人情報の管理は徹底しているという政府の見解も虚しく響きます。データの一元化の便利さとそれが資料的価値を持つことによるデータ管理の脆弱さと流出した場合の危険性の度合いが相互に高まっています。データを扱う人物がいる限り不注意な扱いによる意図しない流出はありえます。
究極の予防はデータの完全消去の手法しかありえずパラドックスの論理に陥ってしまいます。
 先日も、拘置所の受刑者に関するCDが今回と同じウィニーによるネット流出の記事があったばかりでした。
LD問題の粉飾決済に堀江前社長が関わったという証拠のメールが、プレゼントとして人気女優に渡したノートに残っていたと報じられていました。人間は見えないものは忘れてしまうということを示しています。
 姫路のある高校で奨学金申請に関する個人情報の入っているMOが新聞社に届けられてという報道もありました。その高校では以前にも入試に関わる中学校から送られた個人データがやはり外部に出たということで、あきらかに内部の情報提供者が何らかの動機で学校側を困らせようとしたわけです。
情報の管理には違反者への罰則の強化、トラブルが起きる人間関係の改善、データ管理のシステム的な欠陥など様々な要因があることが推察されます。
 今回の記事はA4の紙面に貼り付けて保存しました。これは、情報教育の教材に使えます。授業の中で「この記事が起きた背景と問題点を述べ情報管理の留意点を考えよ」などというレポートを思わす思いついてしまいました。
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by okadatoshi | 2006-02-23 21:21 | メディア | Comments(0)
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