遙かなるルネサンス展
いつものようにジムに行ったあと、そのまま地下鉄で三宮へ。つれあいは所属している山の会の仲間と山へ。
一人でゆっくり市立博物館で開催中の「遙かなるルネサンス展」を鑑賞しました。天正遣欧少年使節の巡ったコースと当時のローマで反映した王族の肖像画などその時代を再現する美術展示です。入口のパネルのみ写真撮影可。

左はメディチ家の夭折した幼女ビア(1542)。右は伊藤マンショの肖像(1584)。▼
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九州のキリシタン大名の名代としてローマへ派遣された4名の少年は、8年あまりの歳月をかけてローマ法王に謁見の旅に出かけます。帰国すると秀吉のバテレン追放令が出ており時代に翻弄されます。

左から副使中浦ジュリアン。( ~1633)1633年に捕縛・拷問で死去。副使原マルチノ(1569~1629)追放令によりマカオへ渡り出版と印刷業。その地で病没。正使千々石ミゲル。(1569~ )司祭にはなれず。イエズス会を脱退し棄教したと伝えられる。主席正使伊藤マンショ。(1569~1612)司祭に叙階。1612年に長崎で病没。▼
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当時の使節団が通過したルートと街の写真がありカンポ広場もありました。▼
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行く先々で歓迎を受けローマの名誉市民の称号も贈られます。目にするものの驚きと帰国後の運命の落差を彼らはどのように感じ受け入れたのか興味がありました。当時のカソリックの教えは新しい文化を吸収するドアの役割を果たしていたのでしょう。

昼食は行列を覚悟してまきので。▼
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まきの定食(990円+8%)。8品ついてご飯と味噌汁はお代わり自由なので両方お代わりをしてしまいました。目の前に揚げたての天ぷらを配ってくれます。お勧め。▼
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by okadatoshi | 2017-05-14 20:21 | 絵ごころ | Trackback | Comments(2)
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Commented by shinmama at 2017-05-14 23:23 x
イタリアに旅行をしたときに 彼らや支倉常長らに関する記念碑などに出会ったことがありますが
日本史で詳しく習っていないのをいいことに 何も知らない自分を恥ずかしく感じて
帰国後 当時の本を読んだりしました。
美術も その背景にある歴史がわかると より深く楽しめるでしょうね。
いい機会をいただきました、少し、勉強してみます。
Commented by okadatoshi at 2017-05-15 06:30
shinmamaさま
今回は一人だったので、心ゆくまでパネルの注釈や年表を読みふけり、会場内のビデオも視聴しました。日曜日のお昼ですが会場内は鑑賞できる十分な空間があり、気になった作品の場所を自由に行き来できました。
博物館なので、美術とは関係の無い常設展もみられますし、螺旋階段やステンドグラスなども鑑賞ができます。

当時は政教一致で、キリスト教の普及を宣教師が行った後には、それを援助している国の文化が流れ植民地化していく海外支配の構造があったのでしょうから、ローマ法王としては地球の果ての人間がカソリックに帰依して謁見に来ることは領土の拡大そのものとして写ったでしょう。

一方、8年あまりかかって使節団を組んで旅をするこの少年たちは、まさに国を背負っての気概と相当の覚悟があり、当時の侍そのものであったと思われます。

少し郊外ですが、東京富士美術館でこの後9/21~12/3に開催されます。
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