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学生の本離れと文章力
先週数学の公開授業の学生の感想文をここ数日読んでいます。締切日の昨日に提出が集中し今日はやっと一冊にまとめした。明日は授業をして頂いた高校へ届けます。
47ページの分量になりましたが、最低限の誤字や字句の修正のチェックをしているところです。レポートの書き方や同校で何を見るのか事前の指導はしていますがここではコメントはさし控えます。▼
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最近のニュースで国会図書館内にある書店の店主が「最近の国会議員は本を読まない」と嘆いていました。

ネットを通して昔とは比較にならない情報が手段としては手軽に手に入りますが、思考力や文章を組み立てる力は衰えているように感じます。安易なコピペ文化の影響でしょうか。ラブレターを書かせればネットのない時代の若者の方が情のこもった手紙を書くと思います。最近であれば、「イイネ×∞」というような記号的な表現でしょうか。我々の世代の心には響きませんが、今の若者はチャットやアイコンの貼り付けの方が気持ちが伝わるのかもしれません。

近くにある古本屋も今月には店じまいで叩き売りをしています。▼
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学生時代には喫茶店か古本屋巡りが学生生活の一部でした。五木寛之 金沢文学散歩を見ると馴染の店が散見します。五木寛之氏が歩いたとある小立野に私も下宿をして石引通りを直進し当時は無料の兼六園を通って城内のキャンパスに下駄で通いました。
同氏も通ったらしい新堅町にある古書店で購入した本がまだあります。桃源社が出した1962年の初版本でamazonでチェックすると4,217円の価格がついていました。▼
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本箱の整理をそろそろしたいと思いますが、学生時代に読んで手放せなかった本が何冊か残っており手にするとページを開くので、整理は後回しになりそうです。
by okadatoshi | 2016-06-01 21:08 | セピア色/若い時代 | Comments(2)
Commented by shinmama at 2016-06-01 23:19 x
感想文集の表紙のスケッチが あるとないとでは
受け取った人の気持ちが 全然違う気がします。
いいですね、本当に羨ましく思います。

引っ越しの度に 本を買いすぎたことを実感したので
今は出来るだけ図書館に行くようにしていますが、
気に入った本は 傍に残しておきたいですし、、悩みます。
Commented by okadatoshi at 2016-06-02 06:02
shinmamaさま
はい、今年はレポート冊子の表紙を自作のスケッチにしました。
今までは同校の校舎や授業参観する学生の画像を入れていたのですがマンネリに感じたので。
私も何度か引っ越しているのですが、”処分をしないもの、できないもの”がいくつか残っています。
外の仕事がなくなれば、それらを整理してblogにまとめる時間に振りかえられるので楽しみにしています。パンドラの箱でもありますが、外部公開という制御も働くでしょう。
視力の衰えもなくパソコン操作がまだできるのが有難いと思っています。
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