2014/9/14以来の参加です。
日曜日は他の行事とバッティングすることが多く、団地の自治会総務役も終わりやっと出席できました。
今回はすべて聴講できました。サロン的な雰囲気で発表を聴くことができます。
1 和算小ネタ集
明治20年の讀賣新聞の記事にある”大坂数学専門学校”が今はどうなっているのか。
現代に見られる算額。
右は尼崎在住の漫画家・尼子騒兵衛氏奉納のもので賽銭箱は算盤のデザイン。▼
東大寺の大仏殿には毎年新しい算額が奉納されています。▼
次々に話題が出され”探偵ナイト”の小ネタ集を連想させました。
2 コンピュータ将棋の歩みについて
コンピュータソフトで、オセロ、チェス、将棋、囲碁のプロとの能力差が話され、将棋の検索アルゴリズム話題や強くなっていく過程の解説。奥深い!
3 算法助術・古文書講座(2)
”算法助術”復刻の冊子が配布され数学用語や仮名文字の読み方など興味深い解説です。
算法助術は天保12年(1841)に発行された和算の公式集で、主に図形に関する公式105個とそれらの用例を載せています。ネットでも
見られます(クリック)。▼
ここに取り上げられている公式の証明を
現代数学用語に置き換えた証明もpdfでアップされています。
三角形と五角形の辺の長さの証明です。商はルートを意味します。▼
4 数学史教材を用いた教授単元集(2)
連立方程式でも数学史の中に見られる様々な解法で考えるという主題で豊富な事例が出てきました。▼
前回のものもプリントが配布され、帰りの電車ではタブレット端末見るよりもプリントの問題を見ながら帰りました。
ディープな人々のディープな内容です。