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メディアの在り方(2)
3/4と同じタイトルです。
このところ、隣国との関係がさらにギクシャクする報道が続きます。
その一つは、外務省 HPの韓国紹介記述を変更です。▼
メディアの在り方(2)_b0036638_1426051.jpg
すでにあるものを、変更するにはそれなりの根拠と外部へのサインがあります。
今回は、サンケイ新聞の韓国支社長の出国禁止など一連の韓国政府の姿勢の影響とも言われますが外務省は正式には変更理由をいいません。
政府の不快感のみ相手国に確実に伝わります。最近の嫌韓の空気の中で一部には「政府の行動は当然」と思う人もいるでしょう。

次の衝撃の事件は、駐韓米大使、切り付けられる=生命別条なし―日韓への対応に反発か・ソウルです。
警備体制も問題もさることながら、“アメリカが韓国よりも日本へ肩入れをした”という国民全体の不満が大きな刺激になっている点です。
今や本屋には、中国・韓国をネガティブに報じるコーナーのスペースが広いです。

今日のトレーニングジム中のBGMはやっと2014/6/27の録画分です。
〔列島インタビュー〕のい出演者は、日・中・韓三つの言葉をネイティブとして話す日中韓研究家・元北京放送(中国)アナウンサーでタレントとしてテレビ等に出演する張 景子氏でした。
吉林省朝鮮族に生まれ、自宅では朝鮮語、友達とは中国語、中学高校と日本語を学び、就職先は中国国際放送局でアナウンサーとして7年間勤める。
その後来日して、東大大学院でマスメディア論を専攻、3か国語を駆使しできる立場で、翻訳者、大学講師、語学教室と幅広く活躍しています。
番組の中で推薦された本は、在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由このリンク先から冊子の最初の部分が読めます。

ネットでこの方の活動をググってみると、2008年(平成20年)、「中国のパスポートよりも、日本のパスポートのほうが都合が良い と、中国人だと言いながら便宜的に日本国籍を得たという指摘がありました。
チベット問題に関して少数民族への中国政府の政策を擁護する立場に批判的な記述も、見られます。

日中韓ともそれぞれの、国民は自国のマスコミというフィルターを通してのみ流入してくる情報から判断し、憎悪と偏見の再生産を繰り返しているように見えます。
日本の場合には、その中でNHKがまだ標準的な立ち位置という受け止め方がありますが、それもあやしく感じられる昨今です。

施政者がマスコミを意図的にコントロールし、都合の良い情報しか流さなくなれば、国民全体の判断も変質してしまいます。
最近、大手マスコミも含め政府に遠慮したり周りと異質な意見を述べることが異端であるような気持ちに追い込まれることがあります。
戦後、過去の歴史をきちんと総括をしてこなかったように思います。
歴史を正しく評価して今があり、未来へつながる方向性も見据えられると思います。
それに関わる仕事の一つが学校教育でしょう。

この日の最後の、[明日へのことば・生き方を変えられる”自転車作り”35年 ] のオーダー自転車製造業 堀田健一さんの話もよくって、帰宅後聞きなおしました。
by okadatoshi | 2015-03-06 15:15 | メディア | Comments(2)
Commented by shinmama at 2015-03-07 20:30 x

集中して 本を読むことはたまにありますが、
ラジオは何かをしながら聞くことはあっても 集中して聞くことが あまりありませんでした。

今回 イヤホンでじっと集中して聞いてみると
話し手の息遣いや声の強弱がわかり、思っていることが ストレートに伝わってくる気がしました。

裏返せば 世の中の出来事に関して直接知ることはできないので
ニュースにしても新聞にしても 私はメディアを通して
間接的にしか知ることができないのだということを 改めて感じました。
Commented by okadatoshi at 2015-03-07 21:46
shinmamaさま
戦前の大本営発表をそのまま垂れ流して日本が連戦連勝を
報じざるを得なかった当時の新聞報道や
ヒトラーの情宣活動の巧みさをみても、情報をコントロールした
状態は独裁政権に通じるものがあります。

誰でも自分の意見を表明できて相手と話し合い、“止揚”していくような
民度の高さが理想ではあります。
大手マスコミが報道の自由を奪われているとは思いませんが
時の政権に遠慮して自己規制をしているような気配を感じます。
週刊誌やスポーツ紙の方が、まだ自由に情報提供をしているような気すらします。
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