人気ブログランキング | 話題のタグを見る
横山裕一展と鳥・獣・人・等の展示が11/9まで開催
昨日行った県立美術館では館外作品を中心にした表題の小企画展と収蔵品によるテーマ展も同時に開催されていました。
横山裕一展「これがそれだがふれてみよ」 は手で触れて身体で感じる構成です。
同館によれば、『視覚に障害のある方にも美術館に来ていただきたい、との思いから始まった「作品に触ることのできる」恒例企画展。今回は独自の「ネオ漫画」で注目の横山裕一氏を迎える。』とあります。
横山裕一氏の作品を紹介しているHPの「著者インタービュー」には次のような記述がありました。

Q:作品のタイトルによくでてくる「ニュー」という言葉にはどのような意味が込められていますか?
A:「ニュー」という言葉は私にとって「新しい型の」マンガという意味ですが、新しい、めずらしいというだけではなく、美は誰もが知っていて納得できるはずの事を描こうとしています。「ニュー」という言葉自体には「未来」の意味を持たせていません。
Q:ご自身の 生活スタイルは時代(流行)とのギャップのいい例ですね!パソコンも使っていませんし...
A:ええ。パソコンは使いませんし車を運転できず家にテレビもありません。(テレビは人の家で見ます)あまり現代的な生活はしていません。


展示スペースに入ると扇風機が一列にならび風が吹き不思議な空間を構成しています。
写真撮影の許可を尋ねた方が学芸員のような立場の方らしく、参観者が私一人で作品に興味を持っていることが分かったのか、いろいろ作品群の解説をして頂きました。
この作品は、上段左の花が徐々に変化して下段右の扇風機にと変化をしていく過程の作品です。▼
横山裕一展と鳥・獣・人・等の展示が11/9まで開催_b0036638_191538.jpg
左の上には1月の玉、下の面には12月の玉が張り付いています。2月から11月までの玉が床にありそれぞれ月ごとに磨滅しています。▼
横山裕一展と鳥・獣・人・等の展示が11/9まで開催_b0036638_19271.jpg
手前にあるのは手で触れてもいい著名な作家の作品でそれをイメージした絵が壁面を飾っています。▼
横山裕一展と鳥・獣・人・等の展示が11/9まで開催_b0036638_1922867.jpg
作品の元のコンテ図なども並び、説明を受けなかったら意味や狙いが分からないままに通り過ぎたでしょう。

次のフロアは、新収蔵品を交えた、「鳥・獣・人・等」で、この1年に新たに収蔵した作品を関連作品とともに紹介しています。
横尾忠則氏の作品。▼
横山裕一展と鳥・獣・人・等の展示が11/9まで開催_b0036638_192401.jpg
上段は山口啓介氏の水路-王の方舟。巨大な壁面いっぱいの作品です。▼
横山裕一展と鳥・獣・人・等の展示が11/9まで開催_b0036638_1925454.jpg
そして1階は常設の小磯氏や金山氏の作品を鑑賞。▼
横山裕一展と鳥・獣・人・等の展示が11/9まで開催_b0036638_193939.jpg
神戸市立小磯良平記念館でも遺族の提供による作品を多く保有していますが、こちらは撮影を禁止しています。
気に入った作品を記憶したり筆のタッチをしりたいので、撮影ができるとずいぶん助かりますし、後でも作品の余韻を楽しめることができます。
今回紹介した作品はすべてフラッシュを使わなければOKでした。
by okadatoshi | 2014-10-18 19:05 | 絵ごころ | Comments(0)
<< 大学の推薦入試本番 美術展のはしごで今日は13000歩 >>