戦争の記憶を風化させない
9月からトレーニングジム通いを再開し、ため込んだ“ラジオ深夜便”の消化を開始しています。今日のBGMは、7月6日のもので、舞鶴引揚者記念館館長の山下美晴さんのインタビューでした。

戦前に軍と民間人を含め600万人が大陸に残され引揚が開始されました。
そのうち66万人が舞鶴港から上陸しました。
記念館には往時の貴重な記録を4が残され、それらの紹介がされました。▼
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空き缶尖らしてストーブの煤で書いた白樺の皮の短歌からも次の二首が語られました。
幽囚の身こそ悲しき遺言もあらずて異郷に逝く人多し
たまご酒風邪によろしと母上は手ずから我に作りくれしが

また興安丸の複製の鐘の音もラジオから聞こえます。
私の母は興安丸で揺れる玄界灘を超えて九州に着きました。このblogでは、
二葉の写真(2012/07/23)
朝鮮からの引揚映像(2010/08/13)
で少し触れています。

今日のメールで福山さんから
新風書房が毎年出している“孫たちへの証言”の26集について、昨日発行されたサンデー毎日の9月15日号で取り上げられたと知らせてきました。▼
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我々の父母の世代がどんどんと表舞台から去って行きます。

あの時代が、孫の時代に再現されないように何ができるか考えます。
当時の資料の収集・記録と、現代社会の中でどう向き合い活かすのかを心掛けることしかないでしょう。
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by okadatoshi | 2013-09-04 22:09 | メディア | Trackback | Comments(4)
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Commented by maruyamakazuyo206 at 2013-09-04 23:06
toshi様
今日のシルバーカレッジでの、おはなしは、戦争を知る貴重な作品(はだしのゲン)について、小中学校の、図書室で自由に閲覧できなくなったお話でした。私も戦争をしらない、ただ聞き入るばかりでした。
Commented by okadatoshi at 2013-09-05 08:15
maruyamakazuyo206さん
“裸足のゲン”に関しては内容が偏向していて残酷な児童に適さない内容という指摘と、評価内容は親や子供自身が判断すべきで、その前に(結果的には)検閲制度への復活にもなりかねないとする意見があります。
それぞれの意見をいう方のバックグラウンドのようなものも炙りだされて興味深い。
Commented by kazewokiru at 2013-09-05 13:34
okadatoshi 様
人類の歴史や世界地図は戦争で戦勝国の
都合の良いように塗り替えられているように思えます。
この度のG20でもシリア情勢が議論されることでしょうけれど、
各国の思惑が『国益』という旗印とお題目の下で展開に余談を許しません。
日本の弱い立場がいつも露呈されていますね。
Commented by okadatoshi at 2013-09-05 14:39
kazewokiruさま
外交交渉の会議のテーブルなんて最後の手打ちの儀式のようなものでそこに行くまでにドロとした政治の駆け引きが見えない部分で戦われているのだろうなと思います。
それを決定する政治家の言動が軽く説得力というか哲学がないように感じられます。
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