トレーニングジムでのBGMはもっぱら録りためた“ラジオ深夜便”です。
普段なら聞き逃す方のインタビューなどで、興味のあるものは後でネットで調べることがよくあります。
6/3の『明日への言葉』で、小泉和子(昭和のくらし博物館館長)の“昭和30年代の暮らしに学ぶ”もその一つです。
小泉さんが館長を務めている“
昭和のくらし博物館”の建物は、お父さんが設計し、自身もここに住んでいた博物館です。過去に生活した空間で当時のことを再現する生きた展示がされています。▼
番組の中で、「中国やヨーロッパに文化は人工のものを尊んだが日本は自然を大切に勤勉に働いた。言い換えると、貧乏文化を洗練させてきた。原発に反対というだけではなく、電気がなくてもやれる力を持つ→生活の自立が必要で、トイレットペーパーがなくてもやっていけることを覚悟する必要がある。昭和30年代は人の絆で成り立ち、外から入ってくるものがない。すべてを自らやらなくてはいけない。骨をおる自己犠牲で昭和30年代が支えられてきた。現在は、快適便利を追い求め嫌なことはしたくないという気持ちが浸透してしまった。そのようにして育った世代から見ると、30年代は地域社会があり“おせっかい”な社会に見える。」と述べていました。
博物館では改めて昭和の時代にあったものを見直し今の社会を考え直しています。
この博物館は扱っている年代をyoutubeで探してみました。
“記録映画「昭和の家事」予告編”。この博物館が扱っている時代の画像です。
Everyday life in bygone days in Tokyo, 1966 昭和東京
教育映画 六人姉妹 1959
今の学生は平成生まれです。
西暦と元号をどちらが頭に浮かぶかと聞けば、ほとんどが西暦で、“昭和”という時代は完全に歴史の彼方でです。
1968年(昭和43年)に明治百年記念式典が挙行されました。
やがて、昭和百年も記念されるのでしょうか。
昭和も戦前から戦後まで幅広い激動の時代ですが、LINEも「
ぼっち食」もなかったころの生活をもっと今の若い人に話した方がいいと思うこの頃です。