水不足と言われてましたがここ数日雨模様。
今日のキャンパスは緑が映えます。▼
楓の若葉。▼
剪定中の植え込み。▼
環境のいい無菌状態にも見えるキャンパスライフを終えて、やがて社会に出ます。
今年はやや求人状態も上向きのようです。
ほとんどがそこそこの企業の内定を得ています。
今週の週刊誌を立ち読みすると、つぎのような紙面が出てました。▼
リードに
飲みの誘いも断り、定時に帰宅するプライベート重視の部下も珍しくなくなった。まア、それはしかたない。しかし最近、さらなる“新人類”が登場した。上司や先輩とは世間話すらせず、中には取引先の相手を前にしても無言を貫くという。唖然とさせられる若手社員が増えているのである-とあります。
「話し方マニュアル本」が次々ベストセラーになる時代でもあるらしい。
確かに、知らない相手と話しそこから新たな繋がりを作って、さらに交友を広げていくという外向きの関心は薄くなったように思います。
見知った同じような波長の合う友人との繋がりやSNSで、緊張を強いられることなく自分の存在が脅かされない“仲間内だけでつぶやく場”が得やすくなっています。
何もかもお膳立てをされ、人と摩擦を起こさないような生き方が習い性になってしまったのかも知れません。
もっと授業で、個人的な思いを伝える時間を入れた方がいいのかと最近思います。
追記:
今朝(2013/6/21)の朝日新聞の“教育”で、「変われるか、東大」とする特集が組まれています。
その中で、東大教養部内部委員会の指摘に次のようなものがあります。
これは東大だけでのものではなく、広く最近の大学生全般にも共通することなので紹介をします。
東大生の
現状
・学生が均質化していて、主体性を発揮しようとしない
・良い点が取れる授業を優先する傾向がある
・留学やインターンシップなどを避けたがる
・授業ごとの勉強時間が少ない
・批判的思考、国際感覚に乏しく、英語力も低い
東大の
問題点
・1点刻みで進学先が決まるため、点数至上主義に陥りやすい
・必要単位数・必修単位が多すぎる
・きめ細かい個人指導が不十分
・留学機会がセロに近い上、外国人教員も少ない
・講義形式の授業が多く、学生が能動的に学ぶ機会が不足
改革案
・対話形式の授業を充実させる
・卒業必要単位を減らし、じっくり学べるようにする
・必修を減らし、もっと自由に授業を選べるようにする
・習熟度別授業を増やし、学年を飛び越えて履修も可能にする
・外国語による授業を増やし、留学しやすい環境も整える