神戸市内にある唯一の国宝の建造物である太山寺本堂で行われる追儺会(ついなえ)を見に行きました。
鎌倉時代に1300年ごろに再建されたといわれる太い梁に支えられた漆塗りの力強い建造物です。
この本堂の中で毎年1月7日には、三匹の鬼が出て1時間あまりにわたり、走り鬼と三鬼の儀式を行い最後には斧で餅割りを行います。その合間に、子鬼が出てきて床を叩ききりあいを行い、回りを200人ほどの参観者が見ていました。最後に餅巻きがあります。いずれも地の人で、鬼役や子鬼の親戚などが声をかけたり拍手をしていました。観光化されていない土着の伝承行事が、地域ぐるみで伝承されている感じがあって好感を持ちました。この日は、普段は300円の入山料も無料です。