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使えない記録媒体
 新学期を前に、限られた空きスペースを広げるために、本棚の整理をしています。
5インチフロッピーがありました。3.5インチはまだ読みだせますが、5インチ用のドライブは私の手元にはありません。最近のパソコンには、フロッピーの読み込み部分もありませんし、1.44MBという要領では大きめの画像一枚でいっぱいです。
何枚かは講義用に残しました。カバーを外して記録部分を見せるのに役立ちます。▼
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 授業で8ビットのパソコンを使って授業をしていた当時、この5インチフロッピーを生徒分用意して作品の提出や、生徒自身のソフトの保存用に使っていました。
そのケースのデザインを毎年描いていましたが次のものが出てきました。▼
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 マークカードも出てきました。何種類かデザインして、マークカードリーダーで読み込み試験やアンケートなど全校的によく使いました。
県内でもこのフォーマットで使う学校がかなりありました。▼
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 それが今では、自宅からいつでもファイル提出がきます。アプリケーションソフトも数多く開発されて、現場の教師が作るという場面は減りました。しかし、当時の教育への機器利用の熱意のようなものは薄れ、コピー文化、匿名性に隠れた情報の氾濫など、予期せぬ事態も出てきました。
今更、高速道路から荷馬車に時代には帰れません。が、新しい環境への対処方法が常に教育現場で後追い状態が続いているのが気になります。
by okadatoshi | 2011-04-05 22:56 | デジの目 | Comments(2)
Commented by teoria21 at 2011-04-05 23:18 x
5インチフロッピーディスクにマークカード!
なつかしいですねー。
初期のワープロにはフロッピーディスクさえ付いていませんでした。
そんな環境でもワープロやパソコンを使うことは本当に楽しかった。
今では大容量のハードディスクやUSBメモリーが当たり前になりましたが,あのころ(1980年代)の熱気はなくなった気がします。
Commented by okadatoshi at 2011-04-05 23:32
このほか、穿孔機を通した紙テープにデータや、BASICのソフトを落とし
封書に折りたたんで郵送したら、向こうでちゃんと読めたりしました。

今では、パソコンは「計算機」ではなく、検索とメールの機械ですね。
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