今日は、めったにいかない場所でのつれあいのショッピングの間いきあたりばったりに歩いていました。
かつて訪問したことのある高校の前を通ると、体育祭をやっている様子。台風による順延のためか特に掲示があるわけでもなく、生徒と保護者でひっそりと実施していました。
本部テントにかつての同僚のA氏を見つけ、横に並び「こんにちは」と声をかけると、5秒ほど私の顔を見つめて「なんでここに居るのですか?」とびっくりした様子。
現職時代に通勤途上で偶然に会って以来、おそらく10年ぶりでしょう。考えて見れば現職の人とリタイヤ組とは生活の時間帯がずれます。こちらはわざわざ休日に街にでることはしません。
久々に話をしました。
聞けばもうそろそろ定年とか。再雇用制度を利用するよりも好きなことをしたいいとのこと。
A氏は、同じ教科で当時の私の職場に新任で着任した方でした。とてもいい授業をする教師でその後、私の転任先にも移動して頂いた長い付き合いです。
先日あったB氏もやはりA氏と同じ学校で一緒になり同じように次の学校で再び同僚になった方でした。県内に160校あっても、それなりのネットワークができます。
B氏は定年を残して退職されました。荒れた学校でもなく、教科の指導力や生徒の人気がある方で職場に不満があるというわけでもない。燃え尽き症候群による退職ということもない。もう充分に仕事をしたので余力のある間に別の生き方を模索したいということでしょうか。新しい選択をする世代という感じもします。
他の職員を見ても、どこかでお会いした方を何人か見かけました。
プログラムが変わるたびの生徒の動きや閉会式のグランドのざわめきを聞くと、かつて数十年過ごした高校の空気感のようなものを思い出しました。ここには、もう私の居場所はありません。