人間は弱く犯罪を犯す場合もありますが、今日の朝日新聞の記事は己の仕事とは逆のことをして捕まるあるいは裁きを受けるという点で共通したニュース性があります。
次の記事の左の事件は、窃盗担当の巡査部長が財布をひったくりをして高校生に捕まった事件。警察はこの高校生を犯人逮捕で表彰するんでしょうか。
右の事件はJR西日本の元車掌が駅前のトイレで女子高校生を脅してトイレに連れ込み下着をとったことへの判決。本来乗客を守るべき車掌が加害者になっています。
京都教育大の学生が陸上部の打ち上げで男子学生が女子学生を居酒屋の別室で集団で乱暴したという事件が女子学生の訴えで発覚逮捕されましたが、これも教育に専門的にかかわる大学で起きたという点で同質の情けなさを感じます。教育的配慮なる言葉で学校側は表ざたにせず、また無期停学の学生の父親が(某市教委の課長)が処分中であることを知りながら息子を小学校の交通指導員として臨時雇用をしていたという報道も続報としてなされています。
終戦直後の食糧難の時代に、ヤミ米を口にしないで餓死をした裁判官がいた国であり清貧をたっとぶ気風があり、「武士はくわねど高楊枝」という言葉もあった国のあまりに変貌した事件に立て続けに遭遇した思いです。
昔は「お天道様」が見てらっしゃたが、隠れてしまってから久しい。