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最新のメディアラボセンター
 今日は北へ出講の日です。
神戸市市長が「ひとまず安全宣言」なる表現で新型インフレエンザの沈静化をアピールをしていました。学内では、ほとんどマスク姿は見られず、教員側がマスクをつけての授業も違和感があるので持参はしてましたがつけるのはやめました。
 昨日NHKで村上春樹氏の今日から全国の書店で発売の「1Q84」に関連し、世界の若者を中心になぜ村上春樹氏が人気があるのか、とりあげていました。
 「1Q84」はオーエルの「1984」と対比した管理社会での人間の心理変化を扱ったものらしいです。本屋で夕方ざっと見ましたが、無国籍の少し変わった文体でした。
 今までこの人の本を私はかつて読んでいません。しかし、先のイスラエルから受けた文学賞への彼の発言や対応を見て少し読んでみたくなりました。
 高校時代にオーエルの「1984」を読んだ記憶があります。「動物農場」など社会批判も織り交ぜたSFの手法を取り扱った近未来の管理された社会を予測した作家で高校生なりに衝撃を受けました。その文中で「人々は四角い箱のようなもの耳にあてて会話をする」という表現が気になってましたが、まさしく今は誰でも持っているケータイそのもののです。
 「1Q84」を読む前に過去の作品から読んでみようと、今日行った大学の新しくできたメディアラボセンターで彼の本を探しました。
 パソコンルームの方は頻繁に使っていましたが、書籍コーナーは初めてでした。2階から4階までがメディアラボとなっていて、最新の設備です。トイレの水もすべて手かざしのセンサーで作動。入室もカード。2階のパソコンのブースとは分離して静寂な図書コーナー3,4階にあり、書架も密集エリアでは電動式の書架が動き、間に入ると自動的に照明がつきます。
 書籍も検索でどこのコーナーにあるのかわかります。こちらは西宮と異なり理工系は多いのですが文学作品は少なく本館から取り寄せる形式ですが、村上春樹の全集は幸いありました。とりあえず、1巻を借り出し読んでみてひかれれば「1Q84」を読もうと思っています。
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by okadatoshi | 2009-05-28 22:36 | 読書 | Comments(0)
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